ショッタノンドさんより

出演者の、ショッタノンドさまのご紹介です。

バウルは、ベンガルの伝統音楽家です。

ラビンドラナート・タゴールは、このバウルのうたを愛し、またラロン・フォキールに代表されるようなバウルの思想に強く感化され、自分の思想にも取り入れたことはよく知られています。自身を「バウルのタゴール」と呼んでいたこともあるとか。

また作曲の際にも、バウルの旋律を多く取り入れたようです。

ショッタノンドさんの今回の公演では、タゴールに影響を与えたと言われる、もとになったバウルの曲も歌っていただけるとのことで、楽しみです。


風の吟遊詩人、「たましいの詩声」

●バウルとは・・・
現在のインド東部とバングラデシュ地方にまたがるベンガル地方には、ヒンドゥ教、イスラム教、仏教の影響を受けつつも、それらには属さず、町や村を転々として、うたい、踊ることを修行とする人たちがいます。彼らが大事にするのは、まるで恋人を愛するかのように愛する「心の人」が宿る場所としての人体。
バウルは音楽や詩だけでなく、こうした既成の習慣からの脱却という点においても賞賛を受けています。

ショッタノンド・ダスWEBサイトより)

 

ショッタノンドさんの、魂にダイレクトに響く歌声とダイナミックでかつ繊細な踊りは、世界中の人々の心をつかんで離しません。

今回、待望の、6年ぶりの来日。

現在、日本全国を廻っていらっしゃいます。

 

その様子は、「ショッタノンド・ダス日本公演ツアー2016」のFacebookページで見ることができます。

https://www.facebook.com/events/1157225990982102/

 

ショッタノンド・ダス・バウルのWEBサイトはこちらです。

http://satyanandadas.blog50.fc2.com/

http://satyanandabaul.blogspot.com/

 

コルカタでのパフォーマンスのビデオも是非ご覧ください。

本公演は、まさにホンモノにふれる、大変貴重なチャンスです。バウルのメッセージと、ベンガルの芸術を、ダイレクトに受けとってください。


演目紹介

・タゴールソング

・タゴールソングをアレンジした曲
・タゴールが当時、文学的、音楽的、哲学的に、最も影響を受けたと言われる、

 ラロン・フォキールの詩も歌います!

 

♪音楽的には歌中心ですが、
エクタラ(一弦琴)、ドゥギ(小さな太鼓)、グングル(足につける鈴)、
コロタール(小さいシンバル)、
アノンドロホリ(小型の太鼓に弦を貼りはじくバウル特有の楽器)、
ドータラ(4~5弦の小型の三味線系弦楽器)、
コンジョリ(タンバリンのような太鼓)、
などの演奏と、踊りもあります。

 

当日はCDの販売もあります。


profile

ショッタノンド・ダス・バウル

うた、踊り、ektara(エクタラ)、duggi(ドゥギ)、 ghungur(グングル)、
anandalahari(アノンドロホリ)、dotara(ドータラ)、khonjori(コンジョリ) 。

インド西ベンガル州バンクラ県出身。ユネスコの「人類の口承および無形遺産の傑作」にも宣言された、ベンガル地方の伝統音楽、「バウルの詩」のうたい手。
幼い頃よりサドゥー(修行者)の道に入り、アシュラムでの厳しい修行を積みながら育つ。

Sri Bhuban Mohan Das(ブボン・モホン・ダス氏)、Sri Krishna Das(クリシュノ・ダス氏)、Maa Radharani Goswami(ラダラニ・ゴスワミ・マー)、Sri Haripada Goswami(ホリポド・ゴスワミ氏)など、生涯を通じて多くのグル(導師)に師事して培ったバウルの音楽を供に、インド全域の聖地を巡礼する。

多数の偉大な先人の詩や、自作の詩を、伝統に基づく多彩な独自のメロディーでうたい発表するなど、作曲家としても定評がある。

神秘的で深淵なバウルの哲学の持つ豊かな精神世界を表現する、そのメロディアスで広い音域を持つ歌声は、「たましいの詩声」とも評され、ダイナミックでかつ繊細な踊りとともに多くの人々を魅了し、インド国内のみならず海外にも根強いファンを持つ。

1997、1999年、WOMAD Festival(英国)、
2003年、Festival of Sacred Music-聖なる音楽祭-(ドイツ、ベルリン)、
2007、2008年、Mime Festival(韓国、春川)、
2007年、Baul from Bengal 2007(日本)、
2008年、アジアン・フェスタ(六本木ヒルズアリーナ
2009年、奄美皆既日食音楽祭 ECLIPSE 2009/Total soler eclipse music festival in Amami、はこだて国際民俗芸術祭 Would Music and Dance Festival in Hakodate、ひかり祭り(日本)
2010年、Sydney Writers Festival, Nine Lives Concert at Sydney Opera House(オーストラリア、シドニー)、獏原人村満月祭、山水人、Oguni Connect、みどり祭り、青空キャンプ (日本)など、海外公演歴も多数。

2008年には、アリオン音楽財団の飯田一夫氏と、和光大学の村上和幸教授の協力で、パキスタンのドーリー楽団、「ファイブスター・ミュージック・グループ」と、主に「六本木ヒルズアリーナ・アジアン・フェスタ」などで共演し、また、よろずエキゾ風物ライター・サラーム海上氏と、村上和幸教授をナビゲーターに擁した、東中野ろまらくだでの共演ライブは、旅するプロデューサーこと久保田麻琴氏によりライブ録音され、そのライブ音源は、NHK FMでもオンエアされるなど、話題を呼んだ。

また、日本のインディーズレコード、”キコリレコーズ”、今井隆氏録音、プロデュースによるCD、『Satyananda Das in Tokyo(2004)』『Satyananda Das Baul sings Bhaba Pagla(2009)』『Satyananda Das Baul sings Lalon(2010)』などがリリースされている。
http://www.kikorirecords.com/contemporary-baul-series-cd/

2014年と2015年には、ヨーロッパ・ツアーで、フランス、スイス、イタリア、スロベニアにも訪れ公演した。今年2016年も日本ツアーの後、10月の終わりから12月中旬にかけて、ヨーロッパ・ツアーを予定している

 

 

タゴール100周年 プロジェクト

インドの詩聖ラビンドラナート・タゴールが、初めて日本を訪れてから、今年で100年を迎えました。

皆で祝うとともに、次の100年につないでいく願いを込めて、イベントを開催いたします。

タゴール100プロジェクト

タゴール訪日100周年を祝う会